FXスワップ運用を成功させる3種類の売買戦略を解説




スワップポイントを狙ったFXのトレードをしたいものの、どういった戦略、考え方でポジションを持てば良いのか分からない方のための記事です。

みんなのスワップポイントでは、主要高金利通貨ペアについて高スワップ証券会社の提供スワップを毎週お届けしているので、トレードしたい通貨ペアがすぐ見つかるようになっています。例えば、トルコリラ円をトレードしたいと思ったとして、どのよう計画で運用すれば良いのでしょうか。その答えはこの記事の中にあります。

【基本1】一番大切なことはポジションを死んでも離さないこと

スワップポイントは、ポジションを保有している状態でNY市場のクローズを迎えることで発生します。つまり、できるだけ長い期間、ポジションを決済しないことが非常に大切です。つまり、強靭な握力が求められます。

何が起きても損切りにならないポジションサイズ

スワップ運用において、意に反して決済をしてしまうことの多くは、含み損が限界にまで達してからの強制ロスカットです。

こうならないためには、何より低レバレッジでの運用が大前提。通貨ペアや相場の局面によって展開は変わりますが、レバレッジ1~2倍が一つの基準になります。例えばドル円が110円なら、資金110万円で1万通貨、あるいは2万通貨までの保有にしましょう。

誘惑に負けて利食いをしない

また、決済には損切りだけでなく利益確定も含まれます。たしかに含み益が大きくなったら、一度利益を確定させたい気持ちになるのは人間なのでしかたありません。しかし、そうなると毎日入ってくるスワップポイントが止まってしまいます。

コツとして、売買益を得るための口座、ポジションと、スワップポイントを得るための口座、ポジションは、まったく別個のものとして管理すると良いでしょう。スワップ運用は低レバで運用しているはずですから、仮に含み益が出ても枚数的にたいしたことがないので、儲けもたかが知れています。売買益を狙うなら、損切りを前提としたそれなりに大きなポジションサイズで行いましょう。

【基本2】その次に大切なことは、できるだけ有利な価格でポジションを仕込むこと

上昇の余地が大いにあり、下落の余地があまりない価格水準でポジションを持つことも大切です(買いが受取になる通貨ペアの場合)。

具体的には、歴史的な最安値で仕掛ける、レンジ上限、天井付近では静観することの徹底が、「美味しいポジション」を持つ基本の考え方になります。

【売買戦略1】超低レバ運用

前述の通り、レバレッジを1~2倍程度、外貨預金のような考え方でずっとポジションを保有する考え方です。

レバレッジについては、倍率で考えても良いですし、「少なくとも、ここまでの下落は現実的にあり得る」という水準をもとに、保有ポジション数を割り出しても構いません。どちらにせよ、「絶対に飛ばない水準」で運用しましょう。

【売買戦略2】積み立て作戦

ドルコスト平均法のように、毎月、毎週など決まったタイミングでポジションを買い足していく戦略です。

この戦略の最大メリットは、ポジション保有価格がトレードをしている期間の平均価格になるという点。つまり、開始時期による運・不運の差がとても小さくなります。

注意点は、何十回にも分割して購入するわけですから、一回一回の価格は資金のごく僅かでなければいけません。最終的に1万通貨までの購入なら、一回のトレードは100通貨、のような考え方になります。そのため、100通貨でトレードできるマネーパートナーズ、1通貨からトレードできるSBIFXのような少額口座と相性が良いでしょう。

【売買戦略3】深い位置に指値を入れる戦略

あらかじめ、現在の価格より数円くらい下に指値の買いを入れておき、急激な暴落時に底で買いポジションを仕込む考え方です。急落時にチャートを見ていなくても、安くポジションを仕込むことができます。

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